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【実施報告】令和6年能登半島地震被災地でボランティア活動

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8月27日(火)から29日(木)、令和6年能登半島地震で被害を受けた地域を支援するため、本学からボランティアバスを石川県へ運行し、学生・教職員計14名でボランティア活動に参加しました。
今回の活動は、本学と連携協定を締結している日本財団ボランティアセンター様との共催で、災害NGO結様のご協力のもとに行うことができました。

現地に到着した初日には実際の活動前に、災害NGO結の前原代表から「泥かきや家財の運び出し等の作業はあくまでも手段であり、災害支援の目的は被災者の気持ちに寄り添い、一緒に課題を考えていくことが重要」と教わりました。被災された方々のためにという想いのもと、心に寄り添い、丁寧な対応には本当に学ぶべき点が多くありました。

2日目は、被災された方のお宅で一緒の時間を共有しながら家財の運び出しを行い、3日目は、初日に準備した支援物資を詰めた訪問セットを持参のうえ、仮設住宅のお宅訪問を行い、体調面の確認や生活の困りごと、台風・地震への心配等の聞き取りを行いました。

今回活動を行わせていただいた奥能登の輪島市の町野町地区、南志見地区は、建物の倒壊や道路等の被害も大きいエリアでありながら、支援の手がまだまだ不足している状況でした。
災害ボランティア活動を行うのが今回が初めての学生も多く、大きな災害を経験した学生が少ない中で、どのような支援が必要かを考えながら活動しました。

参加した学生たちからは、「最初は自分に何ができるか分からなかったが、気持ちを込めて活動することで伝わるものがあることが分かった」、「被災された方の気持ちを思うと、辛いという言葉では片付けられない経験となり、ボランティアの意義を改めて考え直す3日間となった」、「被災地支援はこれまで活動を頑張ってくださった方のくれたバトンをつなぐこと。私たちの活動もこれからにつないでいきたい」という感想が寄せられました。
学生たちは被害状況を目の当たりにしただけでなく、それぞれが活動の中で多くの関わりを通じ、気づきや、思うところなど様々感じられたようでした。

被災地のニーズは変化していますが、今後も被災された方の心や想いにも寄り添いながら力になれることを考えて行きたいと思います。