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広報誌「NIIGATASEIRYO NEWS vol.002」発行

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新潟青陵学園全体の出来事をお伝えする広報誌「NIIGATASEIRYO NEWS」を発行しました。

「NIIGATASEIRYO NEWS vol.002」(11月号)

2024年9月20日(金)、新潟青陵学園は公益財団法人新潟市海洋河川文化財団様と包括的連携協定を締結しました。公益財団法人新潟市海洋河川文化財団様は新潟市水族館マリンピア日本海を運営している財団です。
マリンピア日本海は本学園の近距離にあり、今まで新潟青陵幼稚園が遠足で訪問、新潟青陵高校のサイエンス部がビオトープの管理、新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部では毎年アカペラサークルがクリスマスツリーの点灯式でミニライブを行うなど、それぞれの組織で交流がありました。

公益財団法人新潟市海洋河川文化財団様は地域のニーズに応えることを目指しており、本学園も2040年ビジョンで社会解決のための拠点(ソーシャルイノベーションスクエア)を目指すことを掲げています。社会的な目標を同じくする両団体が包括的連携協定を結び、教育や研究に協力し合うことは、地域の発展と人材育成にとても意義があることと考えます。

今回の協定により、本学園の大学、短期大学部、高等学校、幼稚園での授業やクラブ活動にマリンピア日本海から講師を招くことで、学生たちは実際の現場での体験を通じて、より実践的な学びを得ることができるようになります。
幼稚園長は、「遠足でマリンピア日本海に訪れた園児たちは、展示されているリュウグウノツカイの珍しい姿に大興奮だった。園に帰ってきてからも観覧したイルカショーの影響でイルカを真似してジャンプをしたりして遊んでいた。今後は、飼育員さんから生き物たちの生態についてガイドを聞けたら嬉しい」と話していました。

新潟市西海岸公園の環境整備事業の協力やお互いの施設の相互利用を通じて、地域の課題解決に向けた具体的な取り組みも進めることができます。今年も引き続きアカペラサークルのミニライブの実施や、学園祭「青空祭」の企業ブースにも出店いただきます。インターンシップやボランティア活動を通じて、海洋生物の保護や環境保全についての理解を深める機会が増えることで、教育の質が向上すると考えています。
これまでの交流を一歩進んだものに展開することで学生たちは実践的な学びを得て、社会で活躍する力を身につけることができると期待しています。

2024年10月26日(土)・27日(日)、学園祭「青空祭」を開催しました。
新潟青陵大学・短期大学部の学園祭は、2020年から3年間、コロナ禍の影響で開催中止や参加者の制限がありましたが、昨年度から一般の皆様の参加が可能になりました。今年度は、地域の方々や保護者の皆様にも参加いただける2回目の学園祭です。
キャッチコピーに「青空を切り裂いてゆけ。」を掲げ、実行委員を中心に、学生たちが半年以上前から準備を進めてきました。
当日は、ダンス部や軽音楽部の発表、ファッションショーなど、学生たちの活動の成果が披露されました。ゼミやサークルなど学内の有志による模擬店や企画展が出店された他、大道芸人のパフォーマンス、ゲストによるトークショーなど、盛りだくさんの2日間でした。

今回は新潟青陵高校と新潟青陵幼稚園からも出展がありました。高校は校舎耐震補強工事のため校内での文化祭が実施できませんでした。そのため、吹奏楽部の演奏や茶道部のお点前の披露、1年生が探究学習で作ったお米「青陵米」の販売など、青空祭が発表と交流の貴重な機会になりました。
幼稚園では、作品展「のばら祭」を青空祭と同日開催しました。幼稚園舎には子どもたちが個々の感性で作り上げた作品が並び、バザーでは保護者や一般参加者で賑わっていました。お互いの会場を自由に行き来できるようにしたことで、在園児が青空祭を訪れ、大道芸を見て楽しむ様子も見られました。
先日包括的連携協定を結んだマリンピア日本海様はじめ新潟空港ビルディング株式会社様など多くの企業様にもご協力いただき、青空祭をさらに盛り上げていただきました。

今年の学園祭には「青陵アルムナイ」としても出展し、学園の一体感と繋がりをアピールする場となりました。活躍中のアルムナイの皆様の事業や生産物の紹介、現在進行中の「日本酒造りのプロジェクト」の展示、さらに「日本酒造りのプロジェクト」に関連したお菓子の販売なども行いました。子ども向けの縁日も開催し、たくさんの子どもたちが楽しんでいました。

青空祭は、学生たちにとっては学生時代の良い思い出となり、高校生や一般の皆様にとっては学園を知る機会となったのではないかと思います。

(※)青陵アルムナイとは
卒業生、卒園生、在学生、園児、教職員や連携協定先など新潟青陵学園に関わる全ての方々を指す一般的な同窓会とは違う新しい概念です。

新潟青陵高校の魅力と強みは、一人一人の個性と特性に応じた親身できめ細やかで専門的な支援とサポートです。スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、臨床心理士、特別支援教育などの専門家が教育相談や個別サポートを提供するとともに、UDL(学びのユニバーサルデザイン)環境の整備を行っています。授業を土台に探究学習を深め、課題発見から解決策の提案、ICTを活用したプレゼンテーション力を育成します。
また、主体的な学びを大切にする学習も特徴です。Chromebookを活用した先進的なICT教育や、問いと振り返りを重視した課題解決型学習を推進しています。地域や社会の課題を探究する総合的な探究の時間やecoクリーニングなどのボランティア活動を通じて、社会課題解決力を育成します。
さらに、魅力ある充実した教育活動も新潟青陵高校の強みです。服のチカラプロジェクトやスポゴミ、マリンピア日本海とのコラボ企画、自主活動チャレンジプログラムなどの活動を積極的に取り組み、探究型テーマ学習やボランティア活動、部活動を通して共生社会実現に向けて主体的な社会の創り手を育成していきます。
これらをより充実させるために、2025年度から3つのコースを新設します。新しいコースはエンパワメントコース、キャリアデザインコース、キャリアアドバンスコースで、“人間らしさ・人間愛”を重視した「ヒューマニティスクール」を目指します。詳しいコースの紹介は新潟青陵高等学校HPをご参照ください。

7月20日(土)から行っているオープンスクールでは、生まれ変わる新潟青陵高校の紹介や新設される3コースの説明のほか、人気の制服ファッションショー、授業体験・部活動見学、個別相談会などを行っています。参加した中学生、保護者からのアンケート結果もとても好評で、「新生・新潟青陵高校への大きな期待」を感じ取ることができました。
これから新潟青陵高校は、実際の社会で生きて働く(活躍する)力=社会課題解決力を育成するために、「体験」と「グローカル(=グローバル+ローカル)探究」に基づいた「Seiryoイノベーション(SSI)探究」を、教育課程・教育活動全体で行っていきます。

2024年7月31日(水)および8月6日(火)、新潟青陵幼稚園は新潟市内の複数の保育事業所と連携施設に関する覚書を締結しました。これは、新潟市家庭的保育事業等の設備および運営の基準に関する条例第6条(保育所等との連携)に基づき行いました。

<連携園>
東区:POPOおひさま保育園、ニチイはなみずき保育園
江南区:キッズルームなかよし
中央区:POPOおうち保育園、ニフィスこども園、なかよしのおうち保育園
西区:ニチイキッズこばり南保育園

この連携により同幼稚園は、連携園に通う入園児に対して集団保育を体験する機会の提供と、適切な保育に必要な相談や助言の支援を行います。また、連携園の保護者には、子育て支援事業「つぼみのひろば」を通して取り組みや入園後の生活・教育などについてお知らせします。希望の方は事業所の利用が終了した後は本園に入園が可能です。
連携にあたり園長同士がお互いの園を見学するなど、双方の教育環境について共有しました。今後は保護者への情報発信だけでなく、職員研修の実施など相互で交流と連携を図りながら、保育事業を行っていきます。

新潟青陵幼稚園は、2020年に幼稚園としての良さを維持しつつ保育園の良さも取り入れられるように幼稚園型認定こども園へと移行しました。幼稚園型は幼稚園の運営に保育所の機能を追加したこども園で、主に教育時間外に保育を提供します。
今回の連携で、3歳児を持つ保護者の皆様に、新潟青陵幼稚園が保育を必要とする園児を受け入れていることが広く伝わってほしいです。

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お知らせ
2023年度まで発行していた大学と短大の活動をお伝えする「青陵NEWS」は、学園全体の活動をお伝えする「NIIGATASEIRYO NEWS」にリニューアルしました。
今後はデジタル版の発行時に通知でお知らせします。通知の受け取り方法を下記フォームからご回答ください。紙媒体での発行は2025年3月発行分で終了する予定です。

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