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広報誌「NIIGATASEIRYO NEWS vol.003」発行
新潟青陵学園全体の出来事をお伝えする広報誌「NIIGATASEIRYO NEWS」を発行しました。
「NIIGATASEIRYO NEWS vol.003」(3月号)
学園
モンゴル国エルデミーンエフレル学校の皆様をお出迎え!



今回の「SERYO NEWS」では、2025年1月8日(水)~1月16日(木)に修学旅行で新潟を訪れた、モンゴル国ERDMIIN EKHLEL(エルデミーンエフレル)学校の生徒たちと青陵学園の交流を特集します。
本学園とエルデミーンエフレル学校は、相互の教育理念に多くの共通点があることから、2023年12月13日に包括連携協定を締結しました。2024年1月にもエルデミーンエフレル学校の生徒が本学園を訪問し、短期大学部生と高校生が交流を行いました。2025年4月から新潟青陵高校がエルデミーンエフレル学校から留学生2名を受け入れるなど、交流と信頼関係を深めています。今回の修学旅行では、教師4名と生徒9名が新潟市を訪れ、本学園の大学、短期大学部、高校、幼稚園との交流と、新潟市内観光を行いました。
1月9日(木)の学園来訪初日に、今回来学したエルデミーンエフレル学校の皆様の歓迎会を行いました。篠田理事長、木村大学長、菅原短期大学部学長から歓迎の挨拶があった後、エルデミーンエフレル側から返礼の挨拶がありました。指名された女子生徒は、時折メモを見ながら日本語で一生懸命挨拶をしてくれました。
歓迎会の後は図書館や講義室など大学・短期大学部の構内を見学しました。歓迎会の最中はやや緊張した顔をしていた生徒たちも時間が経つにつれリラックスした様子を見せ、見学した図書館では珍しそうに書籍やDVDを手に取っていました。
昼食は大学の食堂体験です。本学の学生と同じようにカウンターで食券を渡して、自分で選んだ食事を受け取ります。日本食を食べたことがない生徒も多く、美味しいと喜んでいました。
新潟に滞在中は、本学園の大学・短期大学部、高校、幼稚園それぞれで、生徒たちと交流しました。
学園訪問の最終日には、本学園と包括的連携協定を結んでいるCHIBI UNITYからダンサー2人が来学し、ダンスの体験授業を行いました。モンゴルにも伝統的な踊りがあり、ダンスに馴染みのある生徒たちは、何度かレクチャーを受けるとすぐにコツを覚えたようです。笑顔いっぱいでパフォーマンスする様子はCHIBI UNITYの公式Instagramにも投稿されています。
今回新潟を訪れたのは、日本に来るのは初めてという子どもたちです。青陵学園を通しての出会いや交流が楽しい思い出になっていることを願います。
【滞在スケジュール】
1/8(水)新潟到着
1/9(木)青陵学園で歓迎会、校舎見学
1/10(金)青陵高校との交流会
1/11(土)~1/13(月)新潟市内観光
1/14(火)青陵幼稚園を見学、青陵大学の授業体験
1/15(水)青陵大学短期大学部の授業体験、新潟市内観光 1/16(木)帰国
大学・短大
大学と短大でいろいろな授業体験



大学と短期大学部での交流・体験は、主に授業体験です。生徒たちは外部講師、大学、短期大学部がそれぞれ企画した授業の中で母国語以外の言語で教員や学生と交流しました。
小学校の元教師の方を講師に招いて行った日本語授業では、ミニゲームも交えながらモンゴルと日本の文化と言語の違いを比較しました。料理の名前が話題に出た時は、生徒たちも身近な話題なので反応が良かったです。生徒たちは日本とモンゴルでの主食とする肉の違いに関心を示したり、日本にも自分たちの国で食べている料理と似たものがあると知って驚くなど、通訳を交えながら文化の違いを学びました。
大学では、臨時の英語コミュニケーション授業を開催し、本学のメギール先生が講師を務めました。今回の修学旅行生は日本語より英語の方が話せる生徒が多く、メギール先生のジョークを笑いながら聞いていました。授業の後半では生徒たちがジェスチャーゲームに挑戦です。英語書かれたシチュエーションをペアになった相手に伝えます。生徒たちは時に苦心しながら、どのような動きをしたら相手に伝わるか、工夫してジェスチャーをしていました。分からない英単語があるとメギール先生にどんどんサポートを求め、賑やかに授業は進みました。授業後には、自分たちからメギール先生に質問に行く姿も見られました。
短期大学部では、授業の一環として学生が交流の企画を立てました。グループに分かれて短大生と生徒たちがお互いに簡単な自己紹介をした後に、指スマで親交を深めます。モンゴルでは馴染みのないゲームだったらしく、ルールが分からない生徒たちに、短大生が見振り手振りも交えながら説明していました。ゲームの後はフリートークで、短大生が積極的に話しかけて生徒たちから話題を引き出します。イラストを描いたり、見たことのある映画の話題だったり、お互いの好きなものや興味のあるものを語り合いました。エルデミーンエフレル学校の生徒たちからプレゼントされたモンゴルの紙幣に書かれている絵柄の説明を受ける姿も見られ、大盛り上がりでした。
2025年4月から、大学ではモンゴル、短期大学部では中国からの留学生が入学します。こういった異文化交流の機会を活かして、学生たちの視野が広がり新しい交友関係が生まれることを楽しみにしています。
高校
交流会で日本の遊びを紹介!



高校でモンゴルの生徒たちと交流するのは1年生です。初めて会うモンゴルの同年代の子どもたちとどんな風に交流するか、自分たちの文化をどのように紹介するかを自分たちで考え、生徒たちとの交流に、一緒にできる日本の遊びを選びました。
校長からの挨拶の後、いくつかのグループに分かれて、双方の生徒たちが一緒にできる遊びを紹介しました。
紹介した遊びは、日本の伝統的な遊びや人気のある遊びである折り紙、けん玉、トランプ、福笑い、豆わたし、ベイブレード、崩し将棋です。折り紙、けん玉、トランプ、福笑い、崩し将棋はモンゴルでも似たような遊びがあるそうで、モンゴルから遠く離れた日本を身近に感じられたようです。それぞれのテーブルで遊びを楽しみました。
未経験の遊びの中で、箸を使って小豆を摘まむ豆わたしはモンゴルの生徒たちにとって新鮮だったらしく、摘まもうとしても箸の先から逃げていく小豆を見て学校に関係なく大笑いしていました。悪戦苦闘しながらも笑い声が響き、楽しい時間が過ぎました。
この他の遊びでも、エルデミーンエフレル学校の生徒たちがうまくできるようにサポートしながら、一緒に笑い合う場面も多く見られました。
この交流を通じて、年齢が近いこともあり、2時間の滞在でしたが楽しみながらお互いの文化に対する理解を深めることができました。 2025年4月からモンゴルからの留学生2人が来ます。今回の交流の経験も活かしながら、お互いの文化を学び合、新しい友人関係を作ることを期待します。
幼稚園
モンゴル伝統の音楽にふれる



幼稚園は、主に音楽でエルデミーンエフレル学校の生徒たちと文化交流しました。
園長からモンゴルの紹介と、エルデミーンエフレル学校側からもご挨拶があった後、モンゴルの衣装を身に着けた生徒たちに伝統の踊りを披露してもらいました。普段メディアや遊びの中で体験するものとは違うリズムや体の動きをする踊りに、最初は驚いたようだった子どもたちも、次第に見入っていました。
楽器のトラブルでモンゴルの伝統楽器である馬頭琴の演奏は聞けませんでしたが、伝統踊りを見ることができ、間近で楽器を見せてもらい、園児たちは興味津々の様子でした。
素敵な踊りを見せてくれた生徒たちに、園児たちは歌でお返ししました。集まった全員で練習していた日本の童謡「おはぎがお嫁に行くときは」を贈りました。原曲がアメリカの「リパプリック讃歌 Battle Hymne of The Republic」で、モンゴルでも替え歌で歌われていると思い、この曲を選びました。園児たちの純粋な歌声に、エルデミーンエフレル学校の引率の先生方や生徒たちもにっこりと笑顔を浮かべていました。
伝統の音楽を披露してもらった後は、5歳児クラスの園児たちがエルデミーンエフレル学校の生徒たちと折り紙を折りました。園児たちは向かいに座った生徒たちに自分のお気に入りの折り紙の折り方を教えたり、折り紙の本を見せながら折るモチーフを選んだりしました。生徒たちと園児は、言葉は通じませんが、通訳や園の先生方に手伝ってもらいながら一緒に折り紙を折り、お互いに折った折り紙を見せ合って打ち解けた様子でした。
生徒たちが幼稚園を出る時にはハイタッチでお見送りをするなど、モンゴルのお兄さんお姉さんたちとの交流は短い時間でしたが、しっかりと園児たちの思い出に残ったようです。これからも異なる文化や言語に触れることで、色々なことに興味を持っていってほしいです。
お知らせ
2023年度まで発行していた大学と短大の活動をお伝えする「青陵NEWS」は、学園全体の活動をお伝えする「NIIGATASEIRYO NEWS」にリニューアルしました。今後はデジタル版のみになる予定です。
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